JUN KOBAYASHI

気の向くままに赴くままに地球をふらり

2017-01-01から1年間の記事一覧

ティアドロップのおじいさん

約250キロに及ぶ巡礼を終えてサンティアゴ・デ・コンポステーラに着いた日の翌日、地元民で賑わう気取らないバルでビールを飲んでいたら、古めかしいティアドロップのサングラスをかけた老紳士に話しかけられた。‬ ‪世界を周ってる旅の途中なんだって話をし…

世界一周から帰国して思うこと

帰国して40日と2日が経過した。日数に関して言えば特に深い意味はないのだけれど、意識的にか無意識的にか、振り返ることを遠ざけていたような気がする。人生で一番無意味な1年を振り返ること(人生に意味を求めなくなったという意味でこの1年は無意味ではな…

シャワーの水圧と温度と女の子の相関性

そろそろ帰りの航空券を買おうかなと考えはじめた。 旅に満足したからっていう理由ではなくてお金が底を尽きたからというなんとも情けなくおれらしい理由だ。 あとちょっぴり日本が恋しいってのもある。正確に言うと寿司とラーメンと千葉ニュータウンとモカ…

小林は旅と英語の関係性について考えた

初めてひとり旅したのは大学1年生の春休み。大学にもろくに通わずバイトに明け暮れ、旅の資金を稼いでいた。 これが大学生の本来あるべき姿だと思っていたし、 (沢木耕太郎の深夜特急かなんか読んで深く感銘受けてしまったんだねきっと。それ自体は悪いこと…

サンクトペテルブルク紹介(超簡易版)

ご無沙汰しています。稀代の遅筆家小林です。 早漏なのに遅筆家です。更新頻度の高い遅漏よりはましなんじゃないでしょうか。どうでしょう、女性の皆さん。 ところで私今現在、チリのプエルトナタレスという街にいます。 そして明日からパイネ国立公園という…

無題が時に何かを強く語ることもある

文学なしに旅を続けることは、モノクロで一枚の絵を描きあげるようなものです 文学という名の色彩は私の感情、感覚、思考を色鮮やかに彩り、修飾し、それらをさらなる意識へと昇華させます シベリア鉄道の三等車にはドストエフスキーがいたしアドリア海の潮…

恋愛の形

モスクワではカウチサーフィンで知り合ったマリアとサワといううら若きカップルのお家にお世話になった。 もともとカウチサーフィンのアカウントは持っていたのだけれど使ったことはなく、世界一周の旅に出てからいつか使ってみようと思っていたのだ。 カウ…

国民性ってなんだろう

天候や気候が国民性に与える影響について考えていた。 太陽がサンサンと照りつける情熱の国で生まれ育った人間と冬の間、日照時間が極めて短く平均気温がマイナス10度を下回る国で生まれ育ったと人間との間には火を見るよりも明らかな違いがあって然るべきで…

いざ再びのシベリア鉄道 featuring ニキータママズピロシキ

結局イルクーツクには5日ほど滞在した。 バイカル湖をサラッと観光したあと、モスクワに向かう予定だったのだが、ロシア美女との#ワンちゃんを期待して、いや、違う。普通の生活ができる有り難みにやけに感動してしまってついつい長居してしまったのだ。 #ワ…

イルクーツクと魚と美女と

ウランバートルからシベリア鉄道に乗って、35時間列車に揺られてやってきたのは、シベリアのパリだとか言われるイルクーツクという街。 この街に立ち寄った理由はそう、バイカル湖に立ち寄るため。 以下Wikipedia引用 ロシア南東部のシベリア連邦管区のブリ…